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エイチアンドエム / H&M

H&Mは、スウェーデンを拠点とするファッションブランド。 アーリン・パーソンが1947年、スウェーデンのヴェステロースに「Hennes」の1号店を開く。店名はスウェーデン語で「彼女たち」の意味。 1964年には、初の国外店舗をノルウェーにオープン。 1968年、ストックホルムの狩猟と銃器の店「Mauritz Widforss」を買収し、メンズウェアもスタートし、「H&M:Hennes & Mauritz」に改名。 1974年、ストックホルム証券取引所に上場。 1976年、北欧以外の初のショップをロンドンにオープン。以後、ドイツ、オランダなど店舗を拡大。 1998年、H&Mオンラインショッピングを開始。 2000年NYに初の旗艦店をオープン。最良の価格でファッション性とクオリティを提供するをコンセプトに世界的発展を遂げ、ファストファッションの火付け役となる。 2004年カール ラガーフェルドとのコラボレーション「Karl Lagerfeld for H&;M」を発表。その後、ステラ マッカートニー、ランバン、ヴィクター&ロルフ、ヴェルサーチ、マルニなどとのコラボレーションを発売。トップブランドとのコラボレーションは、行列が出来るほどの世界的人気企画となる。 2007年、よりクオリティの高いコレクションを提案する新コンセプトストアCOSをスタート。香港、上海にH&Mアジア初の店舗をオープン。 2008年秋、日本1号店を東京にオープン。この年のコラボレーションは川久保玲。 Weekday、Monk、Cheap Mondayを運営するFaBric Scandinavien ABを買収。2009年、「H&M Home」をスタート。 2013年、南半球初のH&Mの店舗をチリにオープン。 また、全世界規模での衣類回収プログラムが一部の店舗で始まる。 2015年、H&M×BALMAINを発表。 2016年は、KENZOとのコラボレーション「KENZO×H&Mコレクション」を発表。 クオリティが高く、手の届く価格のファッションが、人にも環境にも害を与えない方法で生産、販売するというビジョンを念頭に置き、ファッションとクオリティを最良の価格でサスティナブルにを、ビジネスコンセプトに掲げている。 素早くトレンドを押さえたアイテムを、他にはないコストパフォーマンスで提供。 社内でのデザイン、中間業者を省く、効率のよい物流体制を整える、大口仕入れを行う、などにより最良の価格を実現。 「H &M Hennes &Mauritz AB」は、女性、男性、ティーン、キッズを対象に、あらゆるシーンに対応するウェアを展開する「H&M」、モダンでシンプルな「COS」、カラフルでグラフィカルなウェアとアクセアリーを展開する「Monki」、北欧のモダンなデニムブランドWeekday、ストリートファッションのCheap Monday、2013年にスタートしたウェア、シューズ、バッグ、ジュエリー、コスメティックを展開するT&Other Storiesの6つのブランドで構成され、現在では世界62の市場に4,100の店舗を展開している。 ■概要 H&M エイチアンドエムは、最良の価格でファッション性とクオリティを提供するをコンセプトに世界62の市場に4,100の店舗を展開しているスウェーデンのブランドである。その他のトップブランドと異なり、価格を抑えるためのさまざまな施策を行いながら、有名デザイナーとのコラボレーションも多数行いその知名度を高める戦略で世界進出を行ってきたブランドである。さらにクオリティが高く手の届く価格のファッションを人や環境に害を与えない手法で生産し販売するという方向性を前面に打ち出し、ファッションとクオリティを最良の価格で提供することをビジネスコンセプトに掲げることで他のブランドとの差別化を図っている。その具体的な実現手段として、有名デザイナーを基本的に使わず社内でデザインを行い、中間マージンを削減してコストを下げるとともに、物流体制についても自社で整え各店舗に安価に迅速に製品が届くなどのコスト削減を実現し、顧客にとって最適な価格を実現している。 ■特徴 H&M エイチアンドエムの特徴はその価格設定が非常に安価である点にある。ファストファッションの旗艦的なブランドとして単なるブランド力だけでなく、そのビジネスモデルを明確に打ち出し世界的な展開を一貫して行ってきたコンセプトが現在の世界的な進出を支えている。多くの他のブランドが価格を高く設定することでそのイメージを維持しているのに対し、適正な価格を設定することでブランドの浸透力を高め、また複数のサブブランドを持つことでブランドの統一性を高めている点が現代の顧客のニーズに適合しており、普段使いのブランドとして新たな市場を開拓してきた点もH&M エイチアンドエムならではの大きな特徴となっている。また、当初は女性ブランドとしてスタートしたがすぐに男性も対象とし独自の製品を販売するなど広くブランドイメージを浸透させる独自の戦略も大きな効果を生んでおり、現代のさまざまなサブブランドの品質を支える大きな原動力となっている。 ■歴史 1947年にスウェーデンに1号店を開店したのが始まり。その後、複数の店舗をスウェーデンで展開したのち、1964年には初の国外店舗としてノルウェーに開店。その後1968年にストックホルムの狩猟と銃器の店を買収しメンズウェアに進出したり、1974年にはストックホルム証券取引所に上場するなど順調にその規模を拡大。そして、1976年には北欧以外の店舗としてロンドンにオープンし、以後、ドイツ、オランダなどヨーロッパに店舗を拡大していった。世界進出の始まりは1998年、H&Mオンラインショッピングを開始したところからで、その後2000年ニューヨークに大々的に進出、ファストファッションのH&M エイチアンドエムとしてその知名度を世界的なものとし、現在に至っている。 ■デザイナー H&M エイチアンドエムは基本的には社内のデザイナーを利用し専属のデザイナーは存在しない。しかし、新たな市場への進出や大規模なイベントなどの際にはコラボレーションとしてその地域の知名度の高いデザイナーを利用して効果的な製品の創出を行っている。200年の米国進出後その動きが活発になった時期があり、その際にはステラ・マッカートニー、ランバン、ヴェルサーチなどトップブランドのデザイナーとのコラボレーションが話題となった。日本進出後は川久保玲、高田賢三とのコラボレーションも行い、高い評価を得ている。基本的には良質の製品を適正な価格で提供するコンセプトは変更されないため、トップデザイナーのデザインが適正な価格で購入できるという独自のコンセプトを生み出すことにつながっている。 ■商品ラインナップ H&M エイチアンドエムの製品はその中心となる女性向けウェアを中心に、男性向けウェアやそのコンセプトを絞った種々のブランドを派生している。総合的なブランドのH&Mのほか、シンプルなディテールを扱ったブランドや、北欧のストリートファッションのブランド、及びデニムに特化したブランドなどを派生させており、単にH&Mのブランドだけではない独自のブランドイメージを生み出している。また、近年ではウェア、シューズ、バッグ、ジュエリー、コスメティックなどトータルファッションを総合的に扱うブランドも創出し、広い範囲でのブランド戦略を行っている。但しこれらすべてにおいて素早くトレンドを押さえたアイテムを、他にはないコストパフォーマンスで提供するというコンセプトが貫かれている。 ■日本での活動 H&M エイチアンドエムは日本では2008年9月に1号店を東京都の銀座中央通りに開店し、大きな反響を呼んだのを皮切りに、2008年11月に青山通りに2号店を出店。その後2010年に大阪市、2011年に福岡市と出店したほか、2012年には名古屋市及び仙台市、2013年には広島市、札幌市と次々と店舗展開を行っている。さらに2015年には石川県金沢市、2016年には愛媛県今治市と地方中核都市以外にも店舗展開を始めており、日本市場に対し高い浸透度を誇っている。また日本独自のデザインを取り入れる事にも貪欲で日本人デザイナーとのコラボレーションも積極的に実現しており、従来の川久保玲、高田賢三をはじめとした多くの日本人デザイナーとのコラボレーションも行っている。 ★H&M 注目コレクション: ・H&M 2016-17秋冬プレタポルテコレクション | パリH&M 2015-16秋冬プレタポルテコレクション | パリ ★H&M 注目記事: ・H&M、2016年秋のデザイナー・コラボはKENZO。H&Mとコーチェラが再びコラボ。キャンペーンビジュアルのメイキングが先行公開!H&M コンシャス・エクスクルーシブコレクション、2016年はパリ装飾芸術美術館とコラボ! H&M公式URL: